ラフランスは、繊細な香りと甘みで知られるフランス発祥の高級洋梨です。山形では、寒暖の差を受けながら、丁寧に栽培されたラフランスが多く出荷されています。
日本の気候はラフランスの栽培に適しているとも言えますが、その生育には適切な管理と気候条件が必要です。 ラフランスは果実の大きさや糖度に影響を考慮するため、栽培期間中の水管理も非常に重要です。
しかし、今年の7月は全国的にひどい少雨に見舞われ、各地で水不足が心配されました。
そんな中、山川果樹園では井戸水で潅水したり、土壌の保水性を向上させるために草刈りをするときに草丈を50㎜程度で刈ったりしました。
潅水を行ったことで、土壌の水分が確保され、果実の発育が順調に進み、大きさも手にすっぽり収まるほどになりました。 農業は自然相手でコントロールできない部分もありますが、適切な水管理が結果的に秋の実りにつながり安堵しています。
山形県産ラフランスの出荷は10月下旬ごろから始まります。まだあと2か月ほどあるので、その間もラフランスはぐんぐん大きくなり、収穫する頃には大きいもので1個500g以上のものになります。
今年も美味しいラフランスをお届けできるように頑張ります!